CanonのミラーレスカメラEosKissM は小さくてお洒落。
いろんなサイトやブログで初心者におすすめって紹介されてます。
私もはじめての本格カメラがEosKissM です。
フルオートモードを使えば、カメラの設定方法がまったく分からなくても綺麗に撮れるので最高です。
でも、せっかく買ったミラーレス。
できれば、自分で設定をいじって、自分の撮りたいものを、自分がイメージするとおりに撮ってみたいですよね。
まずはF値、明るさ、ホワイトバランスをマスターしよう
すべての設定をカメラにお任せするのがフルオートです。
(EosKissM のフルオートは「シーンインテリジェントオート」というモード。)
フルオートを卒業するには絞り優先モード(Av)を使いましょう。
絞り優先モードにすると、フルオートではできなかった様々な設定ができるようになります。
- F値→ボケ具合を変えられる
- 明るさ→影がある暗い写真も明るくできる
- ホワイトバランス→写真の色味を変えられる
F値、明るさ、ホワイトバランスの3つを変えるだけで、雰囲気のちがう写真が撮れるようになるんです。
インテリジェントオートから絞り優先モード(Av)にするには、ダイヤルを「A+」から「Av」へ動かすだけなので、簡単にできますよ。
どのくらいハッキリ写すかを決めるF値
F値はレンズの絞り具合を表す数字で、F値を変えることで写真のボケ具合を変えることができるんです。
- F値を小さくする(数字を小さくする)→背景がボケて撮りたい物の存在感が出る
- F値を大きくする(数字を大きくする)→背景も含めてピントが合うので全体をはっきりと見せられる
F値が小さいおかげで背景がボケてるのが分かりますよね。
ミッフィーや多肉植物がはっきり写ってません。
F値が大きいので、奥のミッフィーや多肉植物もはっきり写ってます。
F値を小さくした設定での撮影と、大きくした撮影では全然雰囲気がちがいますよね。
F値の設定を変えるには、シャッターボタン周りのダイヤルを動かします。
シャターボタンの周りのダイヤルをグリグリ回すだけで、簡単にF値が変更できるんです。
いま設定しているF値は液晶画面に表示されるので、F値が小さいか大きいかは液晶で確認しましょう。
ちなみに、F値を変えられる範囲はレンズによって違います。
いきなりレンズごとの違いを覚えるのは大変なので、ダイヤルを回して数字が変わらなくなったら、F値が最小(または最大)になってると覚えておきましょう。
暗くても写真を撮れるのが明るさ調整
EosKissMの絞り優先モード(Av)は、写真の明るさを変えることができます。
明るさを変えると、写真は想像以上に雰囲気が変わりますよ。
明るめにすれば、優しくて可愛い雰囲気になります。
暗めにすれば、影が強調されてカッコいい雰囲気にもなります。
iPhoneで写真を撮るとき、暗くなるから逆光にならないようにしますよね。
(逆光は太陽に向かって写真を撮ることです。)
でも、明るさを調整すれば逆光でも暗くなりません。
逆光で写真を撮ると、ほんわかした写真にできます。
明るさ調整を覚えて、逆光を味方につけましょう。
EosKissMで明るさを変えるには、カメラ本体右の「+/−」というボタンを押して、シャターボタン周りのダイヤルを動かします。
シャターボタン周りのダイヤルはF値の設定でも使いますが、「+/−」ボタンを押すことでF値の変更と明るさの変更を切り替えることができるんです。
いまどのくらいの明るさ設定になってるかは、液晶で確認できます。
シャターボタン周りのダイヤルがF値を変える状態か、明るさを変える状態かは液晶画面で分かりますよ。
雰囲気を一発で変えるホワイトバランス
ボケ具合や明るさではなく、写真全体の色味を変えられるのがホワイトバランス。
ホワイトバランスはオートを含めて何種類かあります。
- 日陰
- くもり
- 太陽光
- 白色蛍光灯
- 白熱電球
1の日陰に近いほど赤く、5の白熱電球に近いほど写真全体が青くなります。
ホワイトバランスの設定を変えると雰囲気が変わって、面白いですよね。
ホワイトバランスを変えるには、液晶画面から設定します。
F値や明るさと違って、液晶で設定するのはめんどうですよね。
「ボタンで設定できるようにしたい」って思ったら、EosKissM の設定を変えてボタンで操作できるようにしましょう。
F値、明るさ、ホワイトバランスを学びたいなら『カメラはじめます』がおすすめ
F値、明るさ、ホワイトバランスを設定できるようになると、いろんな雰囲気の写真が撮れるようになります。
この3つを学びたいなら『カメラはじめます』という本がおすすめ。
今はインターネットで調べても、写真の撮り方が分かります。
でも、やっぱりプロカメラマンが書いた本のほうが間違いありません。
『カメラはじめます』ならマンガがメインで読みやすいですし、簡単にカメラのことが学べます。
F値や明るさ、ホワイトバランスだけじゃくて内容も盛りだくさん。
- カメラの選び方
- 構図
- シャッタースピード
- インスタ映えする撮り方
- 人の撮り方
難しい単語や字ばかりだと読むのもイヤになります。
カメラのことについてしっかりと、でも楽しく学びたい人には、『カメラはじめます』がおすすめですよ。
難しいことは抜きでカメラを楽しもう
『カメラはじめます』の本がいいなと思ったのは、「カメラを楽しもう!」って主張が伝わってくるからです。
- カメラの設定は何が正しい
- 失敗した写真、成功した写真
正しいとか、成功とか考え始めると写真を撮るのも億劫になります。
だって、誰だって失敗したくないし、失敗写真って思われるものを人に見せたくない。
カメラを始めたての頃は、正しさとかよりも楽しむことの方が大事です。
少なくとも、私は思いっきり楽しんでます。
(日常の風景や子ども、おもちゃなんかを撮ってるだけですけどね。)
「好きこそものの上手なれ」って言葉もありますし、ちょっとずつカメラを楽しんで覚えていきましょう。
さいごに
まずはフルオートモード以外の撮影方法で楽しめるのを目標にしてます。
そのために『カメラはじめます』を読んで、いろいろ楽しく撮ってます。
でも、設定をいじるのも楽しいですけど、「何をどうやって」「なんでそれを撮るか」ってことも忘れちゃいけません。
「写真の技術よりも大事なことがある」って知ることができたのは、つるたまさんのこの記事でした。→『カメラ初心者からステップアップ!写真が本質的に上手くなる方法』
「何を伝えたくて、何のために写真を撮るのか」ってことは忘れずにやっていきたいですよね。