「父親になる」、なんだかすごい言葉ですよね。
我が家の息子が生まれた時、私はまだ27歳。
27歳って言っても精神年齢的には大学生でストップしてるような感覚だったんです。
子どもができたと言われた時は当然に嬉しかったんですが、同時に「父親になる」ということに大きな責任を感じました。
そして無事に息子が生まれて、今年で2歳になります。
この2年で色々なことがあって大変だったけど楽しかった。
何となくですが、父親になれましたよ。
子どもができたとわかった瞬間はちょっと戸惑いました
私が妻に最初にこどもが出来たと言われた時、嬉しかったのと同時に戸惑いました。
もちろん、子どもは欲しかったんだからすっごく嬉しかったんですよ。
だけど、同時に責任も感じました。
自分も父親になるんだ。
そう思うとちょっと怖かった。
なにせ、気分的には大学生でストップしてるわけですから。
そして色々考えちゃったんですよ。
- 子どもが生まれたら大きくなるまでちゃんと育てなきゃいけない、とか。
- 父親としてどんなふうに子どもと接していけばいいんだろう、とか。
だけど、よくよく考えたらしなきゃいけないことって他にあったんですよね。
妊娠中は妻のために妻をサポート
色々と考えすぎる性格なので小難しく考えすぎてたんです。
父親になったことはありませんが、妻とは結婚する前からパートナー。
パートナーとして妊娠中で辛そうな妻をサポートする事にしました。
妻の検診も休みの日は一緒に行くようにしたんです。
- お腹の中のエコーを一緒に見たり。
- 助産師さんの話を聞いたり。
確かに子どもがいて、日に日に大きくなってるんだなぁ、なんておぼろげながら実感できました。
ただ、子どものためというよりも、妻のためにサポートする、という感じです。
子どもが生まれてからも妻のために一緒に子育て
私の妻は里帰り出産をしなかったため、退院後はすぐ一緒に住むことができました。
自然とおむつ交換や抱っこなどの子育ては妻と一緒にすることに。
(おっぱいだけはあげられませんでしたが)
子どもが無事に生まれてきてくれてすっごく嬉しかったです。
ただ、子どもが生まれたばかりの頃は子どものためというよりも、『妻のために一緒にやる』みたいな感じでしたね。
出産で体力消耗してボロボロになってる妻一人に子育て全てを押し付けるなんてできないし。
好きな妻のために何かするのって楽しいですし。
子どもが大きくなるにつれて自分の気持ちにも変化が
最初は子どものためというよりも、妻のためでした。
だけど、妻と一緒に子育てをするうちに少しずつ変わってきたんです。
- 息子の目が開いてきた。
- 息子が自分の手を握った。
- 息子が初めて声を出した。
- 息子が目で追うようになった。
- 息子の首がすわった。
- 息子が初めて声を出して笑った。
そんな息子の成長を見てると、どんどん息子が可愛くてしょうがなくなりました。
今では『息子ラブ!』です。
どこで変わったのかはっきりとは分かりません。
ただ気付いた時には、妻のためにやっていた子育てが全て息子のためになってました。
子どもに少しずつ父親にしてもらった
息子はあと少しで2歳になります。
今も父親としての自覚みたいな立派な信念があるわけじゃありません。
だけど、息子のことは可愛いと思うし、子育てだって全然苦じゃない。
息子が大事だから息子のために行動できるようになりました。
これって父親になれたってことですよね。
妻が妊娠して現在までのことを考えると、息子に少しずつ父親として育てもらったような気がするんです。
子育てをしていると少しずつ成長してくれます。
それに少しずつ子どもが私に愛情を向けてくれるようになるんです。
それがすっごく嬉しくて。
だから、自分の時間がとれなくても子どもと関わる時間や子育ては楽しくてしょうがないんです。
そうすると、もっと子どもと関わりたくなる。
そうやって少しずつ父親としても成長してくんだと思いますよ。
さいごに
子どもができた時は父親になれるか不安になることもあるでしょう。
だけど心配はいりません。
まずは妻のために妊娠中のサポートをしてみてください。
子どもが生まれた直後も、妻のためにでいいんで子育てしてみましょう。
子どもに関わってる間に、ちょっとずつ子どもが可愛いと思えるようになるはず。
誰も最初から父親だったわけじゃありません。
少しずつ父親になっていけばいいんですよ。
子どもの成長や、子どもと遊ぶのって楽しいから大丈夫ですよ。