今日は結婚式のお話。
最近では結婚式をあげないカップルも多く、20代で40%、30代で26%のカップルが結婚式を挙げてない、というアンケート結果もあります。
(出典:http://www.anniversaire.co.jp アニヴェルセル株式会社より)
このアニヴェルセル株式会社は結婚式の運営も行なっている会社のため、結婚式をあげないカップルは離婚率が高い、といった紹介もされていますが、そんなことは断じてありません。
離婚率には影響することはありません。ですが、私は自身の経験から、ぜひ結婚式をあげて欲しいと皆さんにお勧めします。
結婚式をしない理由
結婚式の費用は多額
結婚式をしない一番の理由は費用にあります。
結婚式の全国平均の相場として、下記のようなデータがあります。
全国平均の費用総額は約359.7万円、招待人数は約71.6人。
※費用総額は挙式、披露宴・パーティ費用のみ、結納、二次会、新婚旅行などの費用は含まれない。(出典:http://zexy.net/mar/manual/kiso_souba/ みんな、何にいくら使ってるの?結婚式費用の相場より)
いかがでしょうか?
ものすごい高いですよね!
これだけの費用があれば、新婚旅行だって行けるし、新居での家電や家具も新調できます。
多額の費用を理由に結婚式を挙げない、というのもよく分かります。
私の時もお金がかかり、やりくりには苦労しました。
祝われるのが恥ずかしい
2つめの理由は「祝われるのが恥ずかしい」です。
結婚式は自分とパートナーの二人が主役で、ずっと列席者たちから注目を浴びます。
そのことを気恥ずかしく感じ、結婚式を気まずいものと感じる方もいるようです。
正直、私自身は全くそう感じないので、この理由は共感できません。
むしろ、周りの人たちから祝福してほしいですけどね。
親しい人などから「おめでとう」と言葉を受けると、結婚した幸せや喜びが大きくなりますからね。
人間関係が難しい
3つ目の理由は、誰を招待するか、席順をどうするか等、人間関係が難しくなるため行わない、というもの。
この理由はよく分かります。
自分たちの友人だけならいいのですが、職場や親族も呼んだりするので本当に難しい。
特に、親族は普段会わない人も多いもの。また、相手方の親族など、話をするだけでも気を遣うものですよね。
ですが、私は結婚ってそういうものだと思ってます。
だって、相手の親族との接する機会は結婚後に必ずありますよ。
子どもが生まれれば、どちらかの親に子育ての協力をお願いすることだってきっとあります。
「結婚する前は自分と相手の二人だけの関係だったのが、結婚すると自分と相手、それに親族、それぞれの友人と、関係が広がるんだな」、というのが私が結婚式を通して実感したことです。
それに、親族や相手の両親との付き合いを面倒と感じて避けたところで、子どもが生まれれば必ず付き合いが多少なりともでてくるもの。
結婚って、家庭を築くことで新しいコミュニティーを築くことなんですよね。
コミュニティーが増えるのであれば、人同士の関わりもその分だけ増えますよ。
むしろ、そういった関係が増えるのが極端にめんどくさいと思うのであれば、結婚はあまり向いてないんじゃないでしょうか。
結婚式をおすすめするたった一つの理由
結婚式をおすすめするたった一つの理由、それは「結婚の原点に出来る」からです。
新婚当初は喧嘩もあまりなく、相手の嫌なところも見ることなく、のんびり生活を満喫します。
ですが、これが生活が進むにつれて、相手の嫌なところも見えてきます。
共働きであれば、帰ってきた後に家事をして平日は疲れてるので互いに辛くあたることも度々。
まして、子どもが生まれた後は、その傾向は厳しくなる一方ですよね。
共働きと家事に育児まで加わるんですから。
夫婦二人で協力してやってもヘロヘロになるくらい忙しい。
しかも、休日だって子ども中心。
子どもがまだ1歳前後であれば、休日でも自由にできるのは子どもが昼寝してる時くらい。
子どもを夫婦二人で育てるって楽しいんですけど、本当にしんどいこをも多いんですよね。
だけど、神父の前で厳かな雰囲気で誓った言葉、披露宴で多くの人に祝福されて幸せだなって想ったこと、それが結婚の原点になるんです。
そして、その原点は生活する上で忘れちゃいけないこと。
私は友人などの結婚式に参列するたびに、この原点を思い出します。
そうすると、
「相手を大事にしなきゃいけないな」
「自分たちに子どもが生まれて家族が増えて本当によかったな」
って自然と思えるんですよ。
結婚式を挙げると何で自分が結婚したのか、何が幸せなのか、ってことを実感できます。そして、その実感が自分が結婚した時の原点になります。
この原点って長い結婚生活の中で大切で、絶対に忘れちゃいけません。
これが、結婚式を絶対におすすめするたった一つの理由です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
私は結婚式を皆さんにお勧めしますが、経済的な理由で困難な人もいます。
そうだとしても、
・衣装を着て写真だけを撮る
・披露宴は行わず挙式だけ行う
・会費制の食事会だけやる
など、工夫次第でいくらでもできます。
昔ながらの形式にこだわる必要はなくて、結婚の原点となるような経験ができる式を行いましょう!
後からやろうと思っても、子どもが生まれれば経済的にも、時間的にも、今よりもっと難しくなります。
この記事を読んでも、やらないと二人で決断するのであれば、それはいいと思います。
ただ、あとから後悔が生じないように安易に考えず、よく話し合って考えてみてください。