こんにちは、ごろごろです。
子育てに関するとある動画が話題になりました。
どちらかといえば批判的な声が多かった動画ですが、すごくいい内容ですよ。
だって、子育ての時間ってのがいかに大事かってのを気づかせてくれましたから。
話題になったのはムーニーの動画
問題になったのはムーニーの動画。
子どもが小さくて育児に奮闘するママの話です。
(moms don’t cryで検索するとヒットしますよ。)
- 子どもは生まれたばかりの新生児で夜は眠れない、ご飯はゆっくり食べる時間もない。
- 買い物は抱っこ紐で両手に荷物。
- お風呂に入っても子どもが泣くから体を拭く間もなく出てくる。
- 夜に急な発熱でタクシーで病院に駆け込む。
なかなかのハードっぷり。
でも、過度に育児が大変って誇張してるわけじゃありません。
子育てしてれば多かれ少なかれ経験してることですよ。
ムーニーの育児応援動画が炎上した理由
ムーニーの動画が炎上した理由はひとつ。
育児をしてる場面がすべてママ1人。
最後に、「その時間が、いつか宝物になる。」とテロップが流れる。
「ワンオペ育児を賛美して肯定的に解釈している動画だ」、って炎上したんです。
(ワンオペ育児とはワンオペレーション育児の略称で、たった一人で育児をこなすこと。)
ワンオペ育児は美化されるものじゃない
ワンオペ育児って地獄です。
子どもはすぐに泣くし、ご飯食べてくれないし、イライラするし。
「ムーニーの動画がワンオペ育児はいいこと、どんどんやってこう」みたいな意図があるなら大問題です。
子育てってママとパパが一緒に力をあわせてやること。
ママが一人で抱える問題じゃないんですよ。
ムーニーの動画は子育てを頑張る人への応援歌!!
でも、ムーニーの動画が伝えたい意図はワンオペ育児の肯定なんかじゃありません。
「育児を頑張ってる人を応援しよう」としてるだけ。
現実的に、日本ではまだまだママが育児を一人でやってるケースが多いから動画もママひとりなだけ。
実際に育児を頑張ってるママに共感してもらえるように、リアルな設定になってるだけなんです。
(ひょっとしたら、子育てをしないパパにママの大変さをわかってもらいたい意図もあるかもですね。)
ママ・パパが直面するリアルな子育ての歌詞
動画のバックで流れてる「moms don’t cry」(song by 植村花菜)」の歌詞もすごくいいんです。
特に気に入ったのは次のフレーズ。
- 「私の時間は全部君の時間」
- 「君は可愛いのに何だかイライラしてしまって」
- 「もっといいママでいたいのに」
- 「ママは泣いちゃダメだって思ってた」
- 「泣いて笑って一歩ずつ君と一緒に生きていく」
「私の時間は全部君の時間」
子育て中のママ・パパはみんな実感してることです。
我が家は息子が1歳7ヶ月になったけど、寝てるとき以外は全部息子の時間。
- 息子がテレビを見るときだって、「ママ・パパと一緒に見たい」ってぐずるし。
- 私がトイレにいったらトイレの前で泣いてるし。
- ご飯は息子の準備が先だし。
自分のしたいことに没頭する時間なんてとれません。
ブログの記事も息子が寝てるときや、通勤中に書いてます。
だけど、生まれたばかりの新生児の頃と比べるとだいぶ楽になりました。
新生児のときは泣いてる理由がさっぱりわからないし。
母乳だったから、ママがいないときにお腹が空いて泣くと絶体絶命のピンチでしたから。
「君は可愛いのに何だかイライラしてしまって」「もっといいママでいたいのに」
息子が3歳になった今でも泣きやまないときはあるし、ちょっとしたことでグズグスすることだってある。
そんな時に思わず「イラっ!」てしちゃうんですよね。
自分が仕事とかで精神的・肉体的に疲れてるとき、息子が泣きやまないと思っちゃうことがあります。
「この子がいなかったら」って。
で、「自分はなんて最悪なパパなんだろう」って自己嫌悪です。
息子は可愛いし何も悪くないのにね。
「ママは泣いちゃダメだって思ってた」
自分に子どもが生まれる前は、親って強いもんだと思ってました。
でも、自分が親になってわかったんですよ。
親だってただの人間。
疲れてる時もあるし、子どもに八つ当たりしちゃうこともあります。
子育てに家事に仕事までしてるんだから、ママ・パパだって泣きたくなりますよ。
「泣いて笑って一歩ずつ、君と一緒に生きていく」
でも、やっぱり子どもって大事。
だから、みんな頑張れるんですよね。
頑張ってるうちに、子どもに親として育ててもらってるんです。
「泣いて笑って一歩ずつ、君と一緒に生きていく」のが子育て。
子どもと少しずつ一緒に成長して、親になってきます。
最初からなんでもできるわけないし、最初から「子どもがすごく大事」って思えなくて当然。
焦る必要はなくて少しずつでいいんです。
ムーニーの動画が本当に伝えたいこと
BGMの「moms don’t cry」(song by 植村花菜)」の歌詞を見れば動画伝えたいメッセージがわかります。
「子育ては大変だけど、あなただけがちゃんとできなくて苦しんでるわけじゃない。」
「みんなも苦しんでるんだから、自分を責める必要はないんだよ・」
「もっと力抜いていいんだよ」
私は、「子育ては大変すぎるから、子どもに優しくできないときはみんなあるんだ」って思えて気が楽になりました。
世間一般の風潮として、
「子どもは大事で可愛いもの」
「ママ・パパはいつも子どもに優しくしなきゃ」
みたいなことがありますよね。
だから、
「子育ての苦労から我が子を可愛いと思えない」
って悩むママ・パパがいるんです。
この動画からは
「子育ては辛いし大変」
「子どもを可愛く思えない時だってあるよ」
「泣いたっていいんだよ」
「ちょっとずつやってこう」
ってメッセージが伝わってくる。
「その時間が、いつか宝物になる」
動画の最後に流れるテロップです。
これは子育てを賛美したり、美化するものじゃなくて事実そのもの。
今でこそ私たちのすべての時間を根こそぎ持ってく子どもたちですけど、大きくなるにつれて親から離れてきます。
- 小学生になったら友達もできて、友達同士だけで遊ぶだろうし。
- 中学生になったら部活もやって、晩御飯の時間まで帰ってこなくなる。
- 高校生になったら将来の進路について考えて、親から離れる準備を始めるし。
- 高校卒業後は大学進学や就職して、家を出て行きます。
子どもはどんどん親から離れていっちゃうんです。
子どもに一緒に過ごす時間だってどんどん減ってきます。
親が子どもと関わることのできる時間って短い。
子どもと一緒にいれるのは人生全体で見たらほんの一瞬だけなんです。
そう思うと、自分の時間がなくても少しは前向きに考えられますよね。
さいごに
ムーニーの動画を見て、子育てについて考え直すことができました。
子育ては大変だけど、子どもと一緒に過ごす時間が親子の関係を作ってく。
だから、子どもが独立して離れ離れになっても絆が感じられるようになると信じてます。
(というか、そう信じたいですよね。)