我が家の息子は2歳になって始まってしまいました。
イヤイヤ期。
保育所から帰る時、靴を自分で履けなくて泣き叫ぶ。
お風呂に入る前、服が自分で脱げなくて泣き叫ぶ。
わけわかんなくなって、泣き叫ぶ。
ちょっとしたことで、この世の終わりみたいに泣き叫んでる。
子どもが泣き叫んでると何にもできないので、子どもに怒りたくなることもあります。
だけど、感情に任せて攻撃しちゃ(怒っちゃ)ダメなんです。
ママ・パパはいつも僧侶のような優しさと、寛容性が大事だと思うんです。
凄まじいイヤイヤ攻撃
イヤイヤ期はすさまじいとはよく聞きましたけど、本当にすごい大変。
- お風呂に入る前に自分で服を脱ごうとして脱げない。→ずっと大泣きでお風呂に入れないから、子どもの寝る時間も遅くなる。
- 保育所からの帰りに靴を履こうとして履けない。→ずっと大泣きで家に帰れないから、帰宅後の家事をする時間がなくなる。
- 保育所に行く前に自分で服を着ようとして着れない。→保育所に行くのが遅くなるから、職場に着くのがすごくギリギリになる。
イヤイヤ言って泣いてる間に時間がどんどん過ぎってちゃいますよね。
子どもとの生活ってやらなきゃいけないことがいっぱいで、ただでさえ何とか全部こなしてる状態。
泣かれて何もできなくなった時に、心がざわつくのは当然です。
「頼むから泣かないでくれ〜」、って思っちゃうことだってあります。
イヤイヤは自立心の表れ!?
じゃあ、なんでイヤイヤするのか?
自立心の表れだと思うんです。
我が家の息子が大泣きする多くの場合は、「自分でやろうとしてできない」から。
自分でやりたいし、できると思ったけど全然できなかった。
大人だって落ち込むし、自分の不甲斐なさにイライラすることだってありますよね。
大人は仕事などで落ち込んだりするのが、子どもは日常の行動(服を着る、靴を履く、ご飯を食べるなど)で落ち込んでるだけ。
イヤイヤ大泣きされると気がめいります。
だけど、何にもできなくて首も座ってなかった赤ちゃんが、自分のことは自分でやってみたいと思うようになったんです。
すっごい成長ですよ。
親として、これほど嬉しいことはないんですけどね。
全てを受け入れる寛容力が試されている
成長は嬉しいですけど、やっぱり大泣きされると辛い。
だけど、子どもがイヤイヤで泣いた時は決して攻撃しちゃいけないと思うんです。
「早くしなさい!、いつまでも泣かないの!、泣く子は嫌い!!」
激しく言って、早く泣いてるのを落ち着かせたい、次の行動に移りたい、そう思うのは当然かもしれません。
(毎日時間がないなかで何とかやりくりしてるんですから。)
泣いてる我が子=魔王を見つけたらギガスラッシュ、なんて勇者みたいにすぐ攻撃したい気持ちもわかります。
だけど、目の前入るのは魔王じゃない、我が子なんです。
(魔王以上にてごわい相手なのは間違いありません。)
子どもがイヤイヤ泣いてるときに大事なのは攻撃や否定じゃなくて、受け入れること。
子どものやりたいけどできなくて悔しい、って気持ちに共感して受け入れてあげることなんです。
我が家の息子がイヤイヤが始まると、最初は抱っこもできませんが、しばらく泣くと抱っこさせてくれます。
抱っこして「自分でやりたかったね、悔しいね。だけど、自分でやろうとしたのはすごいね。」と優しく語る。
話してるうちに息子は落ち着いていき、最後はなにもなかったように可愛く笑うんです。
できなくて悔しかったけど、その気持ちを受け止めてもらえたことで安心して調子を取り戻してるんじゃないかな。
大事なのは勇者のような攻撃ではなく、僧侶のように心穏やかな状態で子どもに共感できるかだと思うんです。
「自分でやろうと思ったけどできなくて悔しい」っていう気持ちを全部否定すると、できないことに挑戦する気持ちがなくなっちゃう気がするんですよ。
初めてのことに挑戦するっていうのはすごいこと。
(失敗するかもしれないので、大人も新しいチャレンジってなかなかできないですから。)
悔しいって気持ちだって自分でやりたいと思う気持ち(自立心の大きさ)の表れ。
どの気持ちも生きてくのに大事だと思うんで、否定しないであげたいんです。
疲れたら自分が回復するまで子どもから離れるのも大事
そうは言ってもいつも僧侶になるのは大変。
いくら息子が可愛くても、親だって一人の人間です。
私はまだ30歳前後で、いつも僧侶でいられるほど大人じゃないですし。
できる限り僧侶になるけど、どうしても疲れてる時はどうするか?
ムリしなくていいんですよ。
私は息子を攻撃することはしたくないので、黙ることにしてます。
場合によっては子どもが目に入る範囲ですけど、子どもから離れることもあります。
心の中で好き放題言ったり、遠くから泣いてる息子をながめているうちに自分の気持ちが落ち着いてくるんです。
「今日も息子はなさけなく泣いてるな〜。すぐ人に共感して欲しがる、甘えん坊なのは自分に似たんだな〜。パパに共感して欲しいんだろうな〜。」
ってぼんやり考えてるうちに、「息子が可愛いから抱っこでもすっか」って気持ちを切り替えられるんです。
疲れてるときに大事なのはムリをしないこと。
私たち親だって人間ですから。
ガマンしてムリばっかりしてると、子どもの世話や相手するのが義務に感じられちゃうんですよ。
だけど、子どもとの生活は義務なんかじゃない。
自分が楽しくて望んでやってること。
義務じゃないんだから、いつも子どもを第一に、全てを捧げて子育てする!
なんて大げさに考える必要はないんですよね。
さいごに
自分でやろうとしてできなくて泣く、以外にも子どもが泣くことなんていっぱいあります。
抱っこして欲しい、遊んで欲しい、話を聞いて欲しい、抱っこして欲しい、甘えさせて欲しい、抱っこ・・・。
私は基本的にすべて応えられるようにしてます。
場所や周りの状況によって難しい時は怒鳴るんじゃなく、話して説得する。
(まだまだ難しい言葉はわからないので「なに?」って聞き返されますけど、私の話を理解しようと「ウンウン」聞いてる姿が可愛いんです。)
おかげで抱っこと遊び相手はママよりパパ!って息子も思ってくれてます。
(重すぎて腕が限界の時はだっこしませんこどね。)
子どもがママ・パパを頼ってくれる期間は短い。
最近はぎゅーって抱きつくと「やめて!」って言われることも増えてきて、子どもが親から離れて自立してくのを実感してます。
息子が私の相手をしてくれるうちは、頭ごなしに怒ったりしないで、息子を一人の人間として尊重し友達としていっしょに遊んでいきたい!